Kotlinは簡単に始められるプログラミング言語です。 Kotlin Web DemoはWebブラウザ越しに使えるKotlin開発環境です。 インストールや設定は不要で、サイトにアクセスするだけですぐに使えます。 ちょっとした実験的なコードを試すには持って来いの環境です。
...ということは日経ソフトウエア5月号のKotlin記事で紹介しました。
今回はタイトルの通り、Kotlinの対話型評価環境、いわゆるREPL (read-eval-print loop)の紹介です。
Kotlinコンパイラのインストール
Web Demoとは異なり、REPLを使うにはKotlinコンパイラをマシンにインストールする必要があります。 コンパイラはここからダウンロードできます。
ダウンロードしたZIPファイルを展開して得られるbinディレクトリ内にあるkotlinc-jvm*1を使います。ここにパスを通しておくと便利かも。
kotlinc-jvmはKotlinのコンパイラで、ソースファイルを食わせるとクラスファイルを生成してくれます。が、単に
kotlinc-jvm
とコマンドを叩くとKotlinのREPLが走ります。
REPL上でKotlinコードを書いて実行
REPLを起動し、プロンプトが表示されたらKotlinコードを書き始められます。
Project Eulerの1問目くらいなら、簡単に記述できるので楽チンです。
行を跨がるコードもOKです。
REPL専用コマンド
Kotlinコードとは区別される、REPLを操作するためのコマンドがいくつかあります。
:help
=> ヘルプを表示させるコマンド:quit
=> REPLを終了するコマンド:dump bytecode
=> バイトコードをダンプするコマンド:load <file>
=> スクリプトファイルを読み込む
まとめ
Kotlinコンパイラ(kotlinc-jvm)を引数、オブションなしで実行するとREPLが起動します。
Kotlinコードを書くとその場で評価され、結果が表示されます(返されたオブジェクトのtoString())。
まだまだ機能が整ってない感はあります。。。