算譜王におれはなる!!!!

偏りはあると思うけど情報技術全般についてマイペースに書くよ。

新作が楽しみだから「ミッション:インポッシブル」についてチラ裏

ミッション:インポッシブル」シリーズ(以下M:I)の新作が8月3日に日本で公開される。 今から楽しみにしているので、このワクワク感を共有したく、M:Iについて雑に語ってみる。

M:Iの見所といえば、アクションシーンはもちろんのこと、 どういう分厚いセキュリティが施されていて、それをどう破るか。 どういう作戦を立てて、どう相手を出し抜くか。 ここらへんがとても面白い! セキュリティは時代とともに進化しており、回を追うごとに「インポッシブル」感は増すが、主人公たちが使うガジェットもまた進化している。

こういう大きい観点から、あまり注目されないような小さい観点まで、いろんな切り口で過去のシリーズを振り返ってみたい。 当然ネタバレを含む。 まだM:Iを見ていない人は注意されたい。 あと、何かを主張したいわけではないし、多分に主観が含まれるかもしれない。 同じようにM:Iが好きな人がニヤッとしてくれたら嬉しい。

なお「スパイ大作戦」は観たことがなく言及していないので悪しからず。

侵入ミッション

物を盗み出したり、重要人物を誘拐したりするため、主人公 イーサン・ハント率いるチームは、堅牢なセキュリティに守られた施設に侵入する。 これは、どの回にも必ず一度はある。

1作目: CIA本部

1作目は、CIA本部への侵入。 イーサンたちはIMF(Impossible Mission Force)というCIAのスパイ組織のエージェントであるのだが、彼らは言わば自分たちの本拠地への侵入を企てる。 消防隊になりすまし侵入し、NOCリストなる電子データの入手を狙う。 イーサンがロープ一本で宙吊りになり、床すれすれに水平になるシーンは有名だろう。

2作目: 製薬会社

2作目は、製薬会社への侵入。 敵が狙っているウィルスの培養施設があり、これを破壊することが目的だ。 建物の屋上から侵入するため、ヘリから飛び降りるのだが、ここでもイーサンの宙吊りシーンが見れる。

3作目: バチカン市国

3作目は、バチカンとそこで開かれるパーティーへの侵入。 ここらへんから侵入ミッションが大掛かりになってきたと思う。 イーサンは忍者のようにバチカンを覆う塀を駆け上り、ロープをくくって、塀の内側へ垂直に飛び降りる。 ここがまた、お約束の宙吊りシーンである。 敷地に忍び込んだあとは司祭に扮して施設に侵入。 チームメンバーと協力して裏社会のブローカーであるデイビアンを誘拐するため準備を整える。

4作目: クレムリン

4作目からナンバリングをやめて、副題を付けるようになった。同作の副題は「ゴースト・プロトコル」。 ロシアの世界遺産であるクレムリンへ、軍の偉い人になりすまし侵入。 そして、物語の後半ではムンバイの富豪の家に侵入し、チームメンバーの一人であるブラントがサーバルームへ向かうが、 その途中にブラントは高所からジャンプし、宙吊りシーンを見せてくれる。

5作目: デジタル金庫

5作目「ローグ・ネイション」では、デジタル金庫に侵入する。 かなり困難なミッションであるのだが、3作目や4作目の侵入と比べるとワクワク感は劣る。 なお、5作目には宙吊りシーンがない。

ミッションの受け取り方

ミッションの受け取り方も、M:Iを観る上で注目したいポイントだ。 ほぼすべてに当てはまる共通点は2つ。

  • 任務上でエージェント自身に起こる逮捕や殺害などの不利益について当局は一切関知しない旨の免責説明がある
  • ミッションを伝える媒体や装置が自動的に破壊される

1作目: 機内サービスの映画

1作目だけ、ミッションを受け取るのはイーサンではない。 IMFスパイでイーサンの同僚であるジムが、飛行機内の座席でCAから映画を勧められる。 その映画にミッション内容が記録されており、再生が終わると静かに爆発。 立ち上る細い煙を、自分が吸う煙草の煙で隠すのだが、今の感覚では機内で煙草を吸えるのがすごい。

2作目: サングラス

休暇中のイーサンのもとに、おそらくIMFの人間がサングラスを届ける。 それをかけると、映像と音声によりミッションが伝えられる。 サングラスを外し、投げ捨てるとともに、わりと派手に爆発。かっこいい。 あの音楽でオープニングが始まる。

3作目: 使い捨てカメラ

呼び出されコンビニに向かったイーサンは、上司であるマスグレイブに、捕らえられた仲間の奪還を依頼される。 店内で販売されている使い捨てカメラのひとつを買うよう示唆し、マスグレイブは立ち去り、イーサンはそのカメラを購入して帰宅する。 部屋で一人、使い捨てカメラのファインダーを覗き込むと、映像と音声とともにミッション内容が伝えられる。 その後、静かにカメラは爆発する。

4作目: 公衆電話

車で移動中、古びた公衆電話に立ち寄る。 イーサンが受話器を取り、番号をプッシュする。そして、虹彩認証をすると音声と、液晶画面に映る映像でミッション内容が伝えられる。 いつもどおり「5秒で消滅する」と言われ、公衆電話から離れる5秒経っても爆発しない。 イーサンは再び公衆電話に近づき、小突いて爆発させる。 ミッションを伝える装置を手動で壊すのは、これが最初で最後だ。

5作目: レコード

イーサンはレコード店に立ち寄る。 女性店員から営業終了だと言われるが、イーサンはレコードを探しており、それに関して会話が続く。 一連のやりとりが鍵となり、女性店員からミッションが記録されたレコードをイーサンは受け取る。 試聴室でレコードをプレイヤーにセットし、再生する。 通常通りミッションが伝えられると思いきや、イーサンのターゲットであるテロ組織からのメッセージだった。 このパターンも初めて。

IMFの協力を得られない

2作目を除いて、イーサンのチームはIMFの協力を得られない状況に立たされる。 限定されたリソースで不可能なミッションに立ち向かう。 ドラえもんの映画で、使える秘密道具に制限があるようなものか。

1作目: 二重スパイの濡れ衣を着せられる

ジム率いるIMFチームのミッションに、イーサンも参加していた。 そのミッションは、IMFの裏切り者をあぶり出すためのミッションだった。 そして、ミッションが始まってみると次々とメンバーが殺害されていき、唯一の生き残りがイーサンだった。 イーサンはミッションの失敗を報告し、CIAのキトリッジと落ち合ったが、彼に裏切り者として疑われる。 イーサンは真の裏切り者を探すために、少人数のチームを結成する。

3作目: IMF局長に指名手配にされる

IMFのブラッセル局長は規律に厳格だ。 IMF内部に裏切り者がいる予感がして、特に警戒していたのかもしれない。 イーサンの仲間奪還の作戦が失敗し、それについてブラッセルは酷評した。 とにかくブラッセルはイーサンに非協力的だった。

4作目: ゴースト・プロトコルの発令

クレムリンの爆破事件の犯人として、イーサンたちがロシア政府から疑われていた。 アメリカ側の関与を否定するため、アメリカ大統領は「ゴースト・プロトコル」を発令し、IMFは組織機能を停止する。 イーサンはテロリストとして指名手配される。

5作目: CIAとの統合

クレムリンの爆破事件や、核ミサイル発射事件についてCIAのハンリー長官は、イーサンやIMFのやり方に是正を求め、IMFがCIAへ取り込まれることになる。 イーサンに責任を取らせるため、彼を指名手配に。

敵が同業者

イーサンの敵となる人物は、4作目を例外にすべて同業者、すなわち諜報員や工作員だ。

1作目: 黒幕は同僚

キトリッジが探していたIMFの裏切り者は、イーサンの同僚のジムだった。

2作目: 元IMFのスパイ

もしかしたら、一番しょうもない敵キャラかもしれない。 アンブローズは元IMFのスパイで、バイオサイト製薬会社の株を脅し取り、ここしか持っていない治療薬を売るためにウィルスを世界中にばら撒く計画を企てていた。

3作目: 直接の上司

デイビアンはわかりやすい敵で、ブラッセルが黒幕なのかと思わせといて、真の黒幕はマスグレイブ。 最期はあっけなかった上、倒したのはイーサンではなく、その妻ジュリアだ。

5作目: 英国の元スパイ

ソロモン・レーンはテロ組織シンジケートの長で、元MI6のスパイだ。 1作目から3作目のラスボスは死亡したし、4作目のラスボスもきっと死んだんじゃないかな。 だが、レーンは存命のまま逮捕された。この終わり方はすごくかっこよかった。 捕らえられたレーンに向かって、イーサンが「悔しいだろ」と言うシーン、痺れる。

好きな脇役

やはり主役のイーサンは好きだし、その仲間たちも好きだ。 仲間で言うと、特にベンジー、ブラントが好き。 4作目のブラントはただの分析官かと思われていたが、元諜報員で強い。 イーサンが悟空ならブラントはピッコロ、くらいの安心感がある。 5作目ではブラントは戦いには参加していないのが残念だった。

役名 登場作品 解説・感想
ジャック 1 イーサンのチームのハッカー。いいキャラしてる。序盤で死ぬけどもっと長く登場してほしかった。
クリーガー 1 ジャン・レノが演じる敵サイドの人物。
キトリッジ 1 役というよりも俳優が好き。
ビリー 2 イーサンのチームメンバー。陽気なキャラ。この人ももっと出番増やしてほしかった。
アンブローズ 2 悪の親玉としては器が小さいキャラ。役よりもこの俳優の顔とか声とか喋り方がよかった。
ハナウェイ 4 回想シーンの中でしか登場しないキャラ。かっこいい
イルサ 5 M:Iシリーズの中でトップクラスの美人かもしれない。1作目のクレアも美人。
レーン 5 あの声が最高。吹き替え版はおすすめしないやつ。

全体を通して

一番好きなのは3作目かもしれない。

3作目から登場人物が安定してくる。 イーサンはもちろんだが、ルーサーは毎回登場している。が、これはある種のお約束的なやつ。 ベンジーは3作目から毎回登場しているし、ブラントは4作目と5作目で登場している。 馴れ親しんだキャラが登場するのは嬉しいし思い入れも強くなるが、あまりそれに傾くと新鮮さが失われるおそれがある。

1作目も好きだが、他の作品と比べて派手さに劣る。 2作目はあまり好きじゃない。2作目にして、なんと言うか、世界観が変わったかのような印象を受ける。 もしかしたら短髪のトム・クルーズが好きなだけかもしれない(1作目はさわやか短髪、2作目はチャラロン毛)。

フルマスク、チートアイテムのような気がしなくもないけど、やはり出てくると面白い。 2作目なんかはフルマスクゲーだわ。

そういえば、イーサンが公衆電話からIMFに連絡を入れるときのコードが「ブラボー・エコー・ワン・ワン」で、 これは1作目と5作目に出てくるのだが、これを知っていて5作目を観た人はニヤッとしたかもしれない。

ということで、だらだら書き綴ったが、M:Iの面白さを普段とは違う観点で感じることができただろうか? 新作である6作目がこの夏に公開される。 筆者は前情報は一切知りたくない人なので、キャストやらポスターやらが公開されているかもしれないが、まったく見ていない。 次回作はどういう困難があって、どういう仲間がいて、どんなガジェットで、どんなミッションをするのか、今から非常に楽しみである。